【日商簿記3級】貸借対照表の減価償却累計額の右の(△)はどうやって求めるのですか?
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対策と回答
減価償却累計額は、固定資産の取得価額からその資産の耐用年数にわたって償却された金額の累計を表します。定額法による減価償却の場合、毎年の減価償却費は固定資産の取得価額を耐用年数で割った金額となります。そして、この毎年の減価償却費を累積したものが減価償却累計額となります。
例えば、備品の取得価額が¥100,000で耐用年数が10年の場合、毎年の減価償却費は¥10,000となります。これを10年間累積すると、減価償却累計額は¥100,000となります。
質問の例では、備品と車両運搬具の減価償却費が毎月見積り計上されています。そのため、減価償却累計額は毎月の減価償却費を累積して求めることになります。具体的には、備品の毎月の減価償却費は¥10,000を10年で割った金額、車両運搬具の毎月の減価償却費は¥10,000を5年で割った金額となります。これらをそれぞれの耐用年数にわたって累積することで、減価償却累計額を求めることができます。
減価償却累計額は、貸借対照表の固定資産の項目の下に表示され、固定資産の簿価を減少させる役割を果たします。そのため、減価償却累計額の右に表示される(△)は、その固定資産の簿価を減少させる金額を表しています。