日商簿記2級の外貨換算会計において、棚卸減耗損の計上と買掛金の換算替えのみ行い、商品評価損の計上を行わない理由は何ですか?
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対策と回答
日商簿記2級の外貨換算会計において、棚卸減耗損の計上と買掛金の換算替えのみ行い、商品評価損の計上を行わない理由は、期末における商品勘定の残高が期末商品帳簿棚卸高を示しているためです。これは、商品評価損が発生するのは、実際の商品の価値が帳簿上の価値よりも下がった場合であり、この問題では、実地棚卸数量が帳簿棚卸数量よりも少ないため、棚卸減耗損が発生しますが、商品の価値自体が下がったわけではないため、商品評価損は発生しません。つまり、商品評価損は商品の価値が下がった場合に計上されるものであり、この問題ではそのような状況が発生していないため、商品評価損の計上は行われません。