簿記1級、会計士試験の範囲について質問です。外貨建有価証券の減損の判定について、株式と債券の判定方法の違いは正しいでしょうか?
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対策と回答
外貨建有価証券の減損判定において、株式と債券の取り扱いに違いがあるかという質問について、以下に詳細な回答を提供します。
まず、減損の判定は、有価証券の公正価値が取得原価を下回る場合に行われます。この判定において、株式と債券は基本的に同じ方法で扱われます。具体的には、公正価値(CC)と取得原価(HC)を比較し、50%以下の場合に減損が認識されます。
しかし、外貨建有価証券の場合、為替レートの変動が影響するため、為替換算調整勘定(HR)と為替換算調整勘定(CR)を考慮する必要があります。これにより、HC×HRとCC×CRを比較し、50%を下回る場合にも減損が認識されます。
株式と債券の違いについては、基本的に減損の判定方法に違いはありません。ただし、債券の場合、信用リスクが高いため、公正価値の下落がより深刻に評価されることがありますが、これは減損判定の方法自体に影響を与えるものではありません。
したがって、株式と債券の減損判定方法に違いがあるという考え方は誤りです。両者とも、公正価値と取得原価の比較、および為替換算調整勘定を考慮した比較に基づいて減損が判定されます。
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