休日出勤ありきでの有給取得は法律上可能ですか?例えば、月間の公休8日間+有給2日の勤務で、そのうちの公休2日を4時間勤務での休日出勤という勤務は法律上可能ですか?通常は1日8時間勤務です。
もっと見る
対策と回答
休日出勤ありきでの有給取得については、法律上の明確な規定はありませんが、一般的には可能です。ただし、これは会社の就業規則や労働契約によります。会社の規則で休日出勤と有給取得が両立できる場合、そのような勤務形態は認められる可能性があります。
具体的に、月間の公休8日間+有給2日の勤務で、そのうちの公休2日を4時間勤務での休日出勤という勤務形態については、労働基準法に基づいて考える必要があります。労働基準法では、1日の労働時間は原則8時間、週に40時間と定められています。したがって、1日4時間の勤務はこの基準を満たしています。
ただし、休日出勤については、労働基準法第35条により、使用者は労働者に対し、毎週少なくとも1回、または4週間を通じ4日以上の休日を与えなければならないとされています。この休日については、労働者が自由に利用できる時間を確保する必要があります。したがって、休日出勤を行う場合、この休日の確保に影響がないか、また、休日出勤に対する割増賃金の支払いが適切に行われているかなど、詳細な確認が必要です。
また、有給休暇については、労働基準法第39条により、労働者が一定の条件を満たすと、使用者は有給休暇を与えなければならないとされています。有給休暇は労働者の権利であり、使用者はこれを拒否することはできません。ただし、有給休暇の取得については、会社の就業規則に従って申請する必要があります。
以上の点を踏まえると、休日出勤ありきでの有給取得は可能ですが、会社の就業規則や労働契約、労働基準法の規定に従って適切に手続きを行う必要があります。また、休日出勤については、休日の確保や割増賃金の支払いなど、法的な要件を満たす必要があります。
よくある質問
もっと見る