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保育士の労働環境について質問です。私の勤務先では、雇用契約書が年度替わりに渡されておらず、契約内容が不明瞭です。また、新卒者が給与が高い、月177時間の労働が必須であるが、これが法律で定められた労働時間ではなく、職場独自の決まりである、出勤簿や残業手当記録が手書きで、残業手当申請は園長判断のみ、週40時間以上の労働に対する割増賃金がついていないなど、納得のいかない点が多くあります。これらの労働条件は改善してもらえる望みはあるのでしょうか?

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対策と回答

2024年11月16日

保育士の労働環境に関するあなたの質問について、以下の点を詳しく説明します。

まず、雇用契約書が年度替わりに渡されていないことは、労働基準法第15条に違反している可能性があります。この法律では、使用者は労働者を雇い入れるとき、労働条件を明示しなければならないと定めています。不明瞭な契約内容は、労働者の権利を侵害する可能性がありますので、労働基準監督署に相談することをお勧めします。

次に、新卒者の給与が高い問題については、労働者間の不公平感を生み出す可能性があります。これは、労働者の士気に影響を与え、長期的には職場の離職率を高める要因となります。この問題については、労働組合を通じて交渉するか、労働基準監督署に相談することが有効です。

月177時間の労働が必須であることは、労働基準法第32条に違反している可能性があります。この法律では、1日8時間、週40時間を超える労働をさせてはならないと定めています。また、欠勤時間を翌月に繰り越すことは、労働者の健康を損なう可能性があります。これについても、労働基準監督署に相談することをお勧めします。

出勤簿や残業手当記録が手書きで、残業手当申請が園長判断のみであることは、労働基準法第24条に違反している可能性があります。この法律では、使用者は労働者に対し、賃金を全額、直接、定期的に支払わなければならないと定めています。また、残業手当の支払いは、労働者の権利であり、園長の判断によって左右されるべきではありません。これについても、労働基準監督署に相談することをお勧めします。

週40時間以上の労働に対する割増賃金がついていないことは、労働基準法第37条に違反している可能性があります。この法律では、使用者は労働者に対し、時間外労働に対して割増賃金を支払わなければならないと定めています。これについても、労働基準監督署に相談することをお勧めします。

以上の点から、あなたの勤務先の労働条件は、労働基準法に違反している可能性があります。これらの問題については、労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、労働条件の改善を図るための支援を行っています。また、労働組合を結成することも、労働条件の改善につながる可能性があります。

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