リースに関する簿記について質問です。イメージ画像では直接法で資産を差っ引いていますが、何故でしょうか。リース資産減価償却累計額を使わない理由を教えていただけますか。
もっと見る
対策と回答
リースに関する簿記処理において、直接法と間接法という二つの主な方法があります。直接法では、リース資産の減価償却費を直接リース資産から差し引きます。これは、減価償却費を直接資産の簿価から差し引くため、リース資産減価償却累計額という勘定科目を使用しません。一方、間接法では、減価償却費をリース資産減価償却累計額という勘定科目に計上し、リース資産の簿価は変わりません。直接法を選択する理由は、簡便性や理解のしやすさが挙げられます。直接法では、資産の簿価が減価償却費の分だけ直接減少するため、財務諸表の読み手にとって理解しやすいとされています。また、直接法は記帳が簡単で、間接法に比べて計算ミスのリスクが低いという利点もあります。ただし、間接法を選択する場合もあり、その場合はリース資産減価償却累計額を使用します。これは、資産の簿価を変更せずに減価償却費を計上するため、資産の原価と減価償却費を分けて把握することができます。どちらの方法を選択するかは、企業の会計方針や財務諸表の利用者の理解のしやすさなどを考慮して決定されます。