退職の挨拶メールで「社内状況の悪化により退職いたします」と記載したところ、社長から名誉毀損で訴えると言われました。事実を述べただけのつもりでしたが、名誉毀損に当たるのでしょうか?
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対策と回答
退職の挨拶メールにおいて、社内状況の悪化を理由に退職する旨を記載したことが名誉毀損に該当するかどうかは、状況により異なります。名誉毀損とは、他人の社会的評価を不当に低下させる行為を指します。具体的には、虚偽の事実を公然と告げることや、真実であっても社会的評価を低下させるような表現を行うことが該当します。
あなたの場合、社長と課長のパワハラが原因で会社都合退職をしたという事実を述べただけであれば、名誉毀損に該当しない可能性が高いです。しかし、その表現が過剰に感情的であったり、特定の個人を非難するような言葉遣いであった場合、名誉毀損と判断されるリスクがあります。
また、退職の挨拶メールは卸先様へのものであるため、社内の問題を外部に公開することは、会社の社会的評価に影響を与える可能性があります。この点からも、社長が名誉毀損と主張する根拠となる可能性があります。
名誉毀損の問題は法律的な判断が必要となるため、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。また、今後の対応についても、法的な観点からアドバイスを受けることが重要です。