医療従事者として、ベースアップ評価料について質問があります。病院では6月からベースアップ評価料を算定しているはずなのに、給与に反映されていません。また、6月から残業代が支払われるようになりましたが、これがベースアップということでしょうか?残業代は労働に対する対価だと思っているので、これがベースアップなら納得いかないと思っています。そもそも、残業代=ベースアップということはあり得るのでしょうか?
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対策と回答
ベースアップ評価料と残業代についてのご質問にお答えします。まず、ベースアップ評価料とは、基本的な給与の底上げを意味し、通常は職務内容や業績に基づいて決定されます。一方、残業代は法定労働時間を超えて働いた場合に支払われるもので、労働者の労働時間に対する対価です。この2つは異なる概念であり、残業代がベースアップ評価料として扱われることは通常ありません。
ご質問者様の病院では、6月からベースアップ評価料を算定しているにもかかわらず、給与に反映されていないとのことです。これは、病院側の手続きミスや計算ミスの可能性があります。また、残業代が支払われるようになったことがベースアップとされているのであれば、これは誤った扱いです。残業代はあくまでも残業に対する対価であり、ベースアップ評価料とは別に支払われるべきものです。
このような状況においては、まずは病院の人事部門や経理部門に確認することをお勧めします。ベースアップ評価料が正しく計算されていない場合、修正を求めることができます。また、残業代がベースアップとして扱われている場合、これを是正するように働きかけることが重要です。
労働基準法に基づき、労働者は適切な給与を受け取る権利があります。もし、病院側が合理的な説明をしない、または修正を拒否する場合、労働基準監督署に相談することも一つの手段です。労働基準監督署は、労働者の権利を守るための機関であり、適切なアドバイスや支援を提供してくれます。
結論として、残業代とベースアップ評価料は別々に支払われるべきものであり、残業代をベースアップとして扱うことは適切ではありません。ご質問者様の状況については、病院側に確認し、必要に応じて労働基準監督署への相談を検討されることをお勧めします。