賞与は会社の業績によって変動する不安定なものですが、大手企業では労働組合との「妥結月数」が決められています。この妥結月数は絶対的なものですか?業績が悪い場合、妥結月数分の賞与を支払うことができないことはありますか?
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対策と回答
賞与、特にボーナスは、日本の多くの企業で年に2回支給されることが一般的です。この賞与は、会社の業績に大きく依存しており、業績が良い場合には通常の給与よりも多く支給されることがありますが、逆に業績が悪い場合には減額されることもあります。
大手企業においては、労働組合との間で賞与の支給月数が「妥結」されることが一般的です。この妥結月数は、基本的には労働組合と企業の間で合意されたものであり、通常は一定の期間、例えば1年間など、継続されます。しかし、この妥結月数が絶対的なものであるとは限りません。
企業の業績が著しく悪化した場合、特に経営難に陥った場合には、妥結月数分の賞与を支払うことが困難になることもあります。このような場合、労働組合と再交渉が行われ、賞与の減額や支給の延期、場合によっては支給の中止が合意されることもあります。
したがって、妥結月数はあくまでもその時点での合意に基づくものであり、企業の業績状況によっては変更される可能性があることを理解しておくことが重要です。従業員としては、賞与の支給に関する情報を常に最新の状態に保ち、企業の業績動向にも注意を払うことが求められます。