キャリアアップ助成金を受け取っている企業で、給料の3%引き上げ分を会社に戻す必要があるか?
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対策と回答
キャリアアップ助成金は、企業が従業員の賃金を引き上げることに対して政府から支給される助成金です。この助成金の目的は、企業が従業員の賃金を実際に引き上げることを促進することにあります。したがって、企業が従業員の賃金を引き上げた後に、その引き上げ分を従業員から徴収することは、助成金の趣旨に反する行為となります。
具体的には、企業がキャリアアップ助成金を受け取るためには、従業員の賃金を実際に引き上げる必要があります。その引き上げた賃金は、従業員の手取り額として支払われるべきであり、企業がその賃金の一部を徴収することは適切ではありません。
あなたの場合、毎月13,000円を会社に支払う必要はありません。これは、会社がキャリアアップ助成金の条件を満たすために賃金を引き上げた後、その引き上げ分を従業員から徴収するという、助成金の趣旨に反する行為です。
このような状況にある場合、まずは労働基準監督署に相談することをお勧めします。労働基準監督署は、労働者の権利を保護し、適切な労働条件を確保するための機関です。また、労働組合に加入し、組合を通じて交渉することも一つの方法です。
最後に、企業がキャリアアップ助成金を受け取るための条件や、その使途については、厚生労働省のウェブサイトや関連資料を参照することで詳細を確認することができます。