基本給が158,000円で、その他手当を含めて毎月手取りで18万円ほど頂いていました。退職にあたり有給を31日消化した場合、実際に振り込まれる金額はいくらになるでしょうか？

退職時に有給休暇を消化する場合、その金額は通常、直近の賃金を基に計算されます。具体的な計算方法は会社によって異なりますが、一般的には以下のような方法が用いられます。

1. 平均賃金に基づく計算: 直近3ヶ月の賃金の平均値を基に、1日あたりの賃金を計算します。例えば、直近3ヶ月の賃金がそれぞれ18万円、18.5万円、17.5万円だった場合、平均賃金は(180,000 + 185,000 + 175,000) ÷ 3 = 180,000円となります。これを3ヶ月の日数（90日）で割ると、1日あたりの賃金は2,000円となります。31日分の有給休暇を消化する場合、2,000円 × 31日 = 62,000円が支給されます。

2. 通常の賃金に基づく計算: 通常の勤務日の賃金を基に計算します。例えば、1日の賃金が8,000円だった場合、8,000円 × 31日 = 248,000円が支給されます。

ただし、会社によっては有給休暇の消化に対して全額を支給しない場合もあります。例えば、半額のみを支給する会社もあるため、具体的な金額は会社の規定に従って計算する必要があります。

また、有給休暇の消化に関する規定は労働基準法に基づいており、会社はこれに従って適切に処理する義務があります。従って、会社の規定が労働基準法に違反していないか、また、正確な計算方法については、労働基準監督署や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。