給与所得者の基礎控除申告書に記載する収入金額と所得金額の見積りはどのように決定するのですか?特に、12月の賞与の金額がまだ不明な場合。
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対策と回答
給与所得者の基礎控除申告書に記載する収入金額と所得金額の見積りは、基本的には過去の給与明細や賞与の記録を参考にして行います。具体的には以下の手順で進めることが一般的です。
1. 過去のデータを参照する: 過去1年間の給与明細を集め、月々の給与と賞与の金額を確認します。これにより、年間の総収入を概算することができます。
2. 平均値を計算する: 過去の賞与の金額を平均化して、12月の賞与の見積り額を算出します。例えば、過去3年間の賞与の平均値を取るなどの方法が考えられます。
3. 変動要因を考慮する: 会社の業績や個人的な業績評価など、賞与額に影響を与える要因を考慮します。業績が良い場合は平均値よりも高く、逆に悪い場合は低く見積もることが必要です。
4. 所得金額を計算する: 収入金額から給与所得控除額を差し引いて、所得金額を算出します。給与所得控除額は収入金額に応じて定められています。
5. 申告書に記載する: 上記で算出した収入金額と所得金額を、給与所得者の基礎控除申告書に記載します。
なお、12月の賞与が不明な場合、最悪のケースとしては、賞与がゼロと仮定して計算することも一つの方法です。ただし、これは控除額が少なくなる可能性があるため、できるだけ正確な見積りを行うことが望ましいです。
また、年末調整の際には、実際の賞与額が確定しているため、その時点で正確な再計算が行われます。そのため、見積りと実際の金額に差が生じた場合でも、年末調整で調整が可能です。