大学生がアルバイトで年間110万円稼いだ場合、親の税金はどうなりますか?勤労学生控除の申請方法と確定申告について教えてください。
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対策と回答
大学生がアルバイトで年間110万円稼いだ場合、親の税金については、まず「103万円の壁」を超えたことで、親の扶養控除から外れることになります。これにより、親の所得税や住民税が増える可能性があります。具体的な金額は、親の所得や控除の状況によりますが、扶養控除がなくなることで、親の所得税は約5万円、住民税は約3万3千円増えるとされています。
次に、勤労学生控除についてです。これは、学生がアルバイトなどで働いている場合に、一定の条件を満たせば受けられる控除です。具体的には、所得が130万円以下で、かつ、自己の勤労によらない所得(不労所得など)が10万円以下の場合に、27万円の控除を受けることができます。これにより、所得税が減額される可能性があります。申請方法は、確定申告時に「勤労学生控除」の欄にチェックを入れ、必要書類を添付することで行います。
最後に、年末調整と確定申告についてです。年末調整は、会社員などが毎年12月頃に行う税金の精算ですが、アルバイトを掛け持ちしている場合や、勤労学生控除を受ける場合は、年末調整ではなく確定申告を行う必要があります。確定申告は、毎年2月16日から3月15日までの間に行います。確定申告書は税務署から郵送されることもありますが、自分で税務署に行って手続きをすることも可能です。確定申告をする際には、源泉徴収票や控除に関する証明書などの必要書類を持参する必要があります。
よくある質問
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