アルバイトをしている大学生で、今年の給与が総額102万円になりそうです。この場合、税金はどのように計算され、どのような手続きが必要でしょうか?
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対策と回答
大学生がアルバイトで得た収入に対して、税金がどのように計算されるかは、いくつかの要素によって決まります。まず、給与所得控除というものがあり、これは給与収入から一定額を差し引くことができる制度です。具体的には、給与収入が103万円以下の場合、給与所得控除額は55万円となります。つまり、102万円の給与収入から55万円を差し引いた47万円が課税対象となります。
しかし、ここでもう一つ重要なのが基礎控除です。基礎控除はすべての納税者が無条件で受けられる控除で、控除額は48万円です。つまり、47万円の課税対象額から基礎控除の48万円を差し引くと、課税対象額は0円となり、所得税はかかりません。
住民税については、住民税の基礎控除額は43万円です。したがって、47万円の課税対象額から43万円を差し引くと、4万円が課税対象となります。住民税の税率は10%ですので、4万円の10%である4,000円が住民税として徴収されます。
また、アルバイト先で源泉徴収されている場合は、年末調整や確定申告を通じて、払いすぎた税金が還付される可能性があります。確定申告は、翌年の2月16日から3月15日までの間に行う必要があります。
以上のように、大学生がアルバイトで得た収入に対する税金は、給与所得控除や基礎控除を適用することで、その額が大きく減額されることが多いです。ただし、具体的な税額や手続きについては、税務署や税理士に相談することをお勧めします。
よくある質問
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