勤続20年でリストラ（会社都合）により会社を辞める際にもらえるお金に対する税金について質問です。退職金640万円、上乗せ分500万円、有給買取分が30万円、失業手当が100万円ぐらいだとします。それらにかかる税金はどれぐらいなのでしょうか？

退職金やその他の補償金にかかる税金は、日本の税法に基づいて計算されます。具体的には、退職金は退職所得として扱われ、所得税と住民税が課されます。退職所得の計算では、退職所得控除が適用されます。勤続年数が20年の場合、退職所得控除額は800万円＋70万円×（勤続年数－20年）で計算され、この場合は800万円となります。退職金640万円から退職所得控除800万円を差し引くとマイナスとなるため、退職金には所得税がかかりません。

上乗せ分500万円は、一時所得として扱われます。一時所得の計算では、収入金額から収入を得るために支出した金額と特別控除額50万円を差し引き、その2分の1が課税対象となります。この場合、500万円から50万円を差し引いた450万円の2分の1、つまり225万円が課税対象となります。

有給買取分30万円は、給与所得として扱われ、通常の給与と同様に所得税と住民税が課されます。

失業手当100万円は、非課税所得となりますので、税金はかかりません。

以上の計算に基づくと、退職金640万円には所得税がかからず、上乗せ分500万円には225万円分の所得税が、有給買取分30万円には通常の給与と同様の所得税と住民税が課されます。具体的な税額は、所得控除や税率により異なりますので、詳細は税務署や税理士に確認することをお勧めします。