職場の壁がタバコの煙で黄ばんでしまったので、塗装をしたいと思います。削れている部分やニスがある部分もあり、素人なので何から手をつけたらいいか分かりません。色は茶色にしようと思っています。どのような手順で塗装を進めたらいいでしょうか？

職場の壁を塗装する際には、まず現状の壁の状態を確認し、必要な前処理を行うことが重要です。以下に具体的な手順を示します。

1. 壁の状態確認と前処理：
- まず、壁の黄ばみや汚れを落とすために、中性洗剤を使った洗浄を行います。
- 削れている部分があれば、その部分を補修します。補修には、コーキングやパテを使用し、十分に乾燥させます。
- ニスがある部分は、そのニスを除去する必要があります。ニス除去剤を使用し、その後も十分に洗浄して残った薬剤を除去します。

2. 下地調整：
- 壁全体にパテを塗り、凹凸をならします。これにより、塗装後の表面が均一になります。
- パテが乾燥したら、その上からサンドペーパーで磨きます。これにより、塗料がしっかりと付着するようになります。

3. 塗装：
- 下地が整ったら、まずはプライマーを塗布します。プライマーは塗料の密着性を高め、色の出方を均一にする役割があります。
- プライマーが乾燥したら、本塗装を行います。茶色を選ぶ場合、色見本を参考にし、職場の雰囲気に合う色を選びます。
- 塗装は、通常2回行います。1回目が乾燥したら、2回目を塗布します。

4. 仕上げ：
- 塗装が完了したら、十分に乾燥させます。乾燥時間は塗料の種類により異なりますので、注意が必要です。
- 乾燥後、壁の表面を確認し、必要に応じてワックスなどで保護膜を施すことも考えられます。

塗装は専門的な知識と技術を要する作業です。素人が行う場合、失敗するリスクがあります。特に職場の場合、作業中の安全や周囲への影響も考慮する必要があります。そのため、可能であれば専門業者に依頼することをお勧めします。専門業者は、適切な材料の選定から作業の実施まで、全てを一貫して行ってくれるため、安心して任せることができます。