簿記2級の問題で、長期貸付金40000は、x2年9月1日に貸付期間4年、年利率3%.利払日は年1回、8月31日と言う条件で貸し付けたものである。決算にあたって利息の未収分を計上する。(当期はx3年4月1日からx4年3月31日) この問題でなぜ長期貸付金を4年で割らないのかがわかりません。一年分の利息なのに、4で割らなくて良いのでしょうか?
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対策と回答
この問題において、長期貸付金の利息計算についての疑問は、簿記の基本的な理解に基づいて解説できます。まず、長期貸付金の利息は、貸付期間全体に対して発生するものであり、年ごとに分割して計上するのではありません。この問題では、貸付期間が4年であり、年利率が3%です。つまり、4年間で発生する利息の総額は、貸付金額40000に年利率3%を4年分掛けたものとなります。具体的には、40000 * 0.03 * 4 = 4800となり、これが4年間で発生する利息の総額です。
次に、決算にあたって利息の未収分を計上する際には、当期に属する部分のみを計上します。この問題の当期はx3年4月1日からx4年3月31日です。つまり、x3年9月1日からx4年3月31日までの7ヶ月分の利息を計上することになります。この期間は、貸付開始から1年7ヶ月経過した時点です。したがって、1年分の利息は40000 * 0.03 = 1200であり、7ヶ月分の利息は1200 * (7/12) = 700となります。
このように、長期貸付金の利息は、貸付期間全体に対して発生するものであり、年ごとに分割して計上するのではなく、当期に属する部分のみを計上することになります。そのため、長期貸付金を4年で割る必要はありません。この理解に基づき、簿記2級の問題を解く際には、貸付期間全体に対する利息の総額を計算し、その中から当期に属する部分を計上することが求められます。