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建設業における2024年問題と時間外規制について、36協定を締結している会社では、時間外規制の起算日は36協定で決めた日になりますか?また、年間720時間の時間外労働は起算日から1年間で計算しますか、それとも毎月更新で1年間として計算しますか?

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対策と回答

2024年11月12日

建設業における2024年問題とは、建設業の労働時間規制の強化を指します。具体的には、2024年4月から、建設業における時間外労働の上限が月45時間、年間720時間に制限されることを指します。この規制は、36協定を締結している会社にも適用されます。

36協定とは、労働基準法第36条に基づく協定で、時間外労働や休日労働を行う際に労働者と使用者が締結するものです。36協定では、時間外労働の上限時間や起算日などを定めますが、この起算日は通常、年度の初めなど会社の都合に合わせて設定されます。したがって、時間外規制の起算日は36協定で決めた日になります。

年間720時間の時間外労働については、起算日から1年間で計算されます。つまり、起算日から1年間の間に720時間を超える時間外労働を行うことはできません。毎月更新で1年間として計算するのではなく、起算日から1年間という連続した期間で計算されます。

例えば、年度の初めを起算日とした場合、その年度の初めから1年間の間に720時間を超える時間外労働を行うことはできません。そのため、年度の初めの半年は毎月45時間の時間外労働、残りの半年は毎月75時間の時間外労働というような場合、720時間を超える時間外労働が発生する可能性があります。このような場合、会社は労働基準法に違反することになりますので、注意が必要です。

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