給料未払いについて 10代学生バイトで、9月上旬まで働いて9月末に退職しました。本来10月15日に支払われるはずの給料が未払いです。18日に連絡したところ、「アルバイトで使った道具が返されていないため、給料から道具代を引いた」と言われました。事前に道具代を引くことは知らされておらず、具体的な金額も示されていません。この理屈で給料の振り込みが行われないのは正当でしょうか。また、このような問題は労働基準監督署に申告・相談するのが最善でしょうか。
もっと見る
対策と回答
給料未払いに関するあなたの状況は、労働基準法に基づいて評価する必要があります。まず、労働基準法第24条は、賃金の全額を直接労働者に支払うことを義務付けています。これは、雇用主が労働者の同意なしに賃金から金銭を差し引くことを禁止していることを意味します。あなたの場合、道具代を給料から差し引くことについて事前に同意が得られていないため、この行為は違法となります。
次に、労働基準監督署への申告についてですが、これは確かに一つの解決策です。労働基準監督署は、労働基準法の違反に対して調査を行い、是正勧告を行う権限を持っています。あなたのケースでは、給料未払いと違法な賃金控除が問題となっているため、労働基準監督署に相談することで、法的な観点から問題を解決する手助けを受けることができます。
また、労働組合に加入している場合や、学生アルバイトのための支援サービスがある場合は、それらの組織に相談することも考えられます。これらの組織は、労働者の権利を守るための専門的なアドバイスや支援を提供してくれます。
最後に、法的な手続きを踏む前に、雇用主との間で話し合いを行うことも重要です。法的措置を取る前に、まずは雇用主に対して、給料の支払いと道具代の控除に関する法的な観点を明確に伝え、支払いを求めることができます。これにより、問題が早期に解決する可能性があります。
結論として、あなたの状況は労働基準法に違反しており、労働基準監督署への相談は有効な解決策です。また、労働組合や支援サービスへの相談も検討し、雇用主との話し合いを通じて問題の早期解決を目指すことが重要です。
よくある質問
もっと見る