正社員として半年ほど働いて退職した場合、失業手当は受け取れますか？また、どのような条件で受け取れるのでしょうか？

日本では、失業手当（雇用保険の基本手当）を受け取るためには、一定の条件を満たす必要があります。具体的には、雇用保険に加入していること、離職の理由が保険の対象となること、そして一定の被保険者期間が必要です。

被保険者期間については、離職日以前の2年間に、被保険者期間が通算して12ヶ月以上（特定受給資格者または特定理由離職者は6ヶ月以上）あることが条件となります。このため、半年ほどの勤務では、通常の場合、失業手当を受け取ることはできません。

ただし、離職理由が特定受給資格者または特定理由離職者に該当する場合、被保険者期間が6ヶ月以上であれば、失業手当を受け取ることが可能です。特定受給資格者とは、例えば倒産や解雇などにより離職した者、特定理由離職者とは、例えば結婚や出産、病気などの個人的な理由で離職した者を指します。

また、失業手当の受給額は、離職前の賃金日額に基づいて計算され、受給期間は離職理由や年齢によって異なります。詳細な条件や手続きについては、ハローワークで相談することをお勧めします。