サービス残業について質問です。私の会社は、PCを切ることで退勤とする制度で定時は17時30分です。ただ、上司から「18時30分から1時間打ち合わせを実施するため18時30分までにPCは切るように」「本日の打ち合わせは時間がかかりそうなのでPCは切るように」という指示がでます。またフレックス制などではありません。先輩社員は当たり前のように従っており、この時間は働いていないことになるのか聞いたら、苦笑いで終わりました。それどころか、会社が決めた月の残業時間(30時間以内)を超えてしまいそうな人は朝早く来てPCをつけずにできる仕事をしているのが当たり前の風習です。この現状なのに会社は上場企業です。会社はコテコテの親族経営で、上に相談をしてもむしろボーナスが減るだけだと言われました。今どきこのようなことはどの企業でもあることなのでしょうか?この働き方に疑問を抱いていることがZ世代と呼ばれてしまう考え方なのでしょうか…?自身の考え方を改めて働くべきなのか、助けをどこかに求めてもよいのか、わかりません。アドバイスいただければと思います。
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対策と回答
サービス残業は日本の職場において長年存在する問題ですが、近年、労働基準法の規制強化や働き方改革の影響で、その実態は徐々に変化しています。あなたの会社のように、明示的な残業時間の制限があるにもかかわらず、上司の指示により無償で働かされる状況は、法的には違法です。労働基準法第32条の2により、使用者は労働者に対して、1日8時間、1週40時間を超える労働をさせてはならず、超える場合は36協定を締結し、労働基準監督署に届け出る必要があります。また、残業代の支払いも義務付けられています。
あなたの会社の状況は、親族経営の企業であることから、伝統的な経営スタイルが根強く残っている可能性があります。しかし、上場企業である以上、社会的責任を果たす必要があり、労働基準法を遵守することはその一環です。
Z世代と呼ばれる若い世代は、働き方に対して異なる価値観を持っており、より柔軟でワークライフバランスの取れる職場環境を求める傾向があります。あなたの疑問は、その価値観に基づくものであり、決して間違っているわけではありません。
自身の考え方を改めるか、助けを求めるかは個人の選択ですが、労働基準監督署や労働組合に相談することは、法的な観点からも有効な手段です。また、会社内部での改善を求めるために、社内の労働組合や同僚との連携も考えられます。
最終的には、自分の価値観と職場環境のマッチングを考えることが重要です。もし、現在の職場が自分の価値観と合わないと感じるのであれば、転職を検討することも一つの選択肢です。ただし、その前に、現状の改善を試みることも大切です。
よくある質問
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