会社の残業に関して質問をさせてください。同じ部署で、A課とB課に分かれているのですが、A課は課内がバラバラで残業が常態化していて、B課はチームでまとまって仕事を行い定時に上がっています。部署の副本部長より、「A課が終わる前にB課が帰るなら、ノルマを与える」と言われたのですが、残業の強制でパワハラということになりませんか?
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対策と回答
残業の強制は、日本の労働基準法に違反する可能性があります。労働基準法第32条の2によれば、使用者は労働者に対して法定労働時間を超えて労働させる場合、労働時間の延長について労働者の同意を得なければなりません。さらに、労働基準法第36条により、36協定(時間外・休日労働に関する協定)を締結し、労働基準監督署に届け出ることが義務付けられています。
また、「ノルマを与える」という発言は、労働者の自由な労働時間の選択を制限するものであり、パワハラの一形態とみなされる可能性があります。パワハラとは、職場において地位や権力を利用して、他者を精神的または身体的に傷つける行為を指します。具体的には、過度の業務量の強制、不当な評価、人格否定などが含まれます。
このような状況では、労働者は労働組合や労働基準監督署に相談することが推奨されます。また、会社内部の相談窓口や人事部門にも問題を提起し、解決策を模索することが重要です。職場環境の改善は、全ての労働者の権利と福利を守るために不可欠です。