海外で就職する際、履歴書をResumeかCVにすることは、お住いの地域や応募する会社によって違います。本文では、英語履歴書のResumeとCVの違いを詳しく紹介しますので、本文を理解した後、英語履歴書をResumeにするか、CVにするかということも明らかになるのでしょう。
ResumeとCVのどちらかを作成する必要がある場合、TalenCat CV Makerの直感的な履歴書エディターを利用して数分間だけで作成できますので、ぜひご活用ください。
Resume(レジュメ)とは
Resumeの語源は、フランス語の"résumé"(要約)に由来します。企業は多数の応募者からResume(履歴書)を受け取るため、簡潔で的確な内容が求められます。Resume(レジュメ)とは、主に企業への就職活動において使用される簡潔な英語履歴書のことです。その主な特徴は以下の通りです。
- 文書の長さは通常1-2ページ程度と簡潔である
- 応募する企業や職務に合わせてカスタマイズすることが一般的
- 自身の職務経験、スキル、学歴、資格などの関連する情報のみを記載する
- 時系列順ではなく、重要度の高い情報から記載することが多い
- 目的は限られたスペースで自身の強みを効果的にアピールすること
Resumeは特に米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏で標準的に利用されており、自身の強みをわかりやすく示す重要な書類となっています。
CVとは
その一方で、CVの語源は、ラテン語の"curriculum vitae"で、直訳すると"人生の経緯"という意味になります。学術分野では、応募者の経歴全体を詳しく把握する必要があるためです。CV(Curriculum Vitae)とは、主に学術分野や研究職などの専門的な職種において使用される、詳細な英語履歴書のことです。その主な特徴は以下の通りです。
- 文書の長さが数ページから10ページ程度と長文になる
- 学歴、職歴、研究実績、出版物、受賞歴、資格、研修履歴など、これまでの経歴を包括的かつ詳細に記載する
- 応募先に合わせてカスタマイズする必要性は比較的低い
- 年代順に経歴を記載することが一般的
一般的に、大学の教員職や研究職、医師、弁護士などの専門職への応募では、CVが求められることが多くなります。特に研究職の場合、論文リストや研究プロジェクトの詳細を記載することが不可欠です。
CVは主に欧州、中東、アジア諸国など、英語圏以外の国で広く用いられています。英語圏でも一部の専門職や研究職では、CVが履歴書として求められる傾向にあります。
ResumeとCVの違い
ということで、ResumenはCVに比べて履歴情報は簡略化されており、詳細な研究実績や論文リストなどは含まれません。そのため、主に民間企業の一般的な職種への応募に使われることが多くなっています。一般的には、ResumeとCVの間、次のような違いがあります。
内容の長さの違い
Resumeは1-2ページの簡潔な文書になりますが、CVは複数ページに渡る長文の文書になります。
分野の違い
Resumeは主に企業への就活で使用されますが、CVは学術分野(教員、研究職等)で使用されることが多くなります。
含まれる内容の違い
Resumeには一般的に関連する職務経験、スキル、学歴などを中心に記載する必要がありますが、CVはこまれまでの詳細な経歴、研究実績、出版物、受賞歴等を網羅的に記載する必要があります。
柔軟性の違い
Resumeは応募する職務に合わせてカスタマイズすることが一般的で、柔軟性が低いんですが、CVは自分の経歴など網羅的に記載されるので、応募先に合わせてカスタマイズする必要がほぼないので、柔軟性が高くなります。
利用地域の違い
Resumeは米国、カナダ、オーストラリア等の英語圏で主に使用されますが、CVは欧州、中東、アジア等で主に使用されます。
つまり、Resumeは応募する仕事に合わせて経歴を要約した簡潔な文書であり、CVは学術分野で自身のキャリアを広範に示す包括的な文書であると言えます。使用される地域や職種によって、雇用主が求める形式が異なるため、それぞれの違いを理解して適切な文書を作成する必要があります。
一般に、民間企業への応募ではResumeが、教育機関や研究職への応募ではCVが求められることが多いですが、国や企業によっては慣習が異なる場合もあります。疑問点がある際は採用企業に確認するのが賢明でしょう。
ResumeとCVの違いのまとめ
ResumeとCVの違いをまとめたテーブルは以下の通りです。
項目 | Resume | CV |
---|---|---|
主な使用地域 | 北米(アメリカ、カナダ)、オーストラリア | ヨーロッパ、中東、一部アジア諸国 |
文書の長さ | 1-2ページ程度 | 数ページ~10ページ程度 |
内容の構成 | 1. 連絡先情報 2. 職務経歴概要 3. 学歴 4. 職務経験 5. その他情報 |
1. 連絡先情報 2. 個人情報(生年月日、ビザ情報など) 3. 職務経験 4. 学歴 5. その他情報 |
カスタマイズ | 応募先の職務に合わせてカスタマイズが一般的 | 応募先に合わせた大幅なカスタマイズは不要 |
記載内容 | 関連する経歴、スキルなどを簡潔に記載 | 詳細な経歴、研究実績、論文などを包括的に記載 |
その他 | 民間企業への一般的な職種の応募に使用 | 学術分野、専門職(医師、教授など)で使用 |
また、オーストラリア・ニュージーランドではResumeとCVの両方が使用可能ですが、一般的にはResumeが主流となっています。北米圏でも一部の専門職や研究職では、CVが履歴書として求められる場合があります。
ResumeとCVの作成:TalenCat CV Makerを利用するのが便利
英語履歴書を作成する際、まずはResumeかCVのどちらかを利用する必要があることを確認する必要があります。内容が簡潔なResumeを作成する必要がある際、内容がより豊富なCVを作成する必要がある際、TalenCat CV Makerを利用するのが便利です。
TalenCat CV Makerは、非常に直感的な履歴書エディターが備えて、豊富な履歴書テンプレートを利用することができますので、ResumeでもCVでも数分間だけで作成することができます。また、TalenCat CV Makerには、様々な内容モジュールがありますので、自分のニーズに応じて自由に選択してそれをじぶんのResumeとCVに取り入れることができます。
また、この履歴書作成ツールは、日本で通用される履歴書の作成にも対応しています。
ステップ1: TalenCat CV Makerにログインし、右上の「+ 履歴書を作成」ボタンをクリックして新しい履歴書を作成します。
ステップ2: 次に履歴書の名前を付けて、「作成」または「内容テンプレートから作成」ボタンをクリックします。
- 作成: 完全に空白の履歴書から作成します。履歴書のすべての内容を入力する必要があります。
- 内容テンプレートから作成: 履歴書のサンプルから作成します。自分の状況によって内容は自由に調整します。
ステップ3: 直感的な履歴書エディターに入り、ここで個人情報を入力できます。入力した内容がリアルタイムで右側のパネルに反映されるので、履歴書の様子を確認しながら作業できます。
履歴書の作成・編集が完了したら、履歴書をPDFファイルや画像として簡単にエクスポートできます。
また「オンライン共有」機能をオンにすれば、履歴書のオンラインリンクも取得できるので、そのリンクを使って簡単に他者と履歴書を共有できます。
まとめ
この記事では、英語の履歴書であるResumeとCVの違いについて詳しく解説しました。国や地域、応募する職種によって雇用主の求める形式が異なるため、適切な文書を作成する必要があります。疑問点がある場合は採用企業に確認するのが賢明です。
また、ResumeやCVの作成にはTalenCat CV Makerを利用するのが便利です。履歴書作成の手順と、テンプレートやモジュールを活用して簡単に作成できるので、英語履歴書が必要な場合、ぜひこのツールをご活用ください。